㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

3月9日、だがしの日 in 京都三条会商店街

   

「だがしの日in京都三条会商店街」が3月9日(土)午後2時から6時までの予定で行われる。
 主催は、DAGASHIで世界を笑顔にする会京都実行委員会(実行委員長=髙木誠治㈱丸正高木商店会長)。後援は京都三条会商店街振興組合、協力は京都府菓子卸商業組合等。

 DAGASHIで世界を笑顔にする会(秋山秀行会長=㈱大町社長)は、駄菓子は日本の文化であり、その良さを世界に広げようと2015年に有志企業18社で結成され、「だがしの日」イベントを毎年行ってきた。昨年は全国6カ所で開催するまで広がってきた。

 このほど、趣旨に賛同した㈱丸正高木商店の髙木会長が中心となり、京都ではじめて「だがしの日」が行われることになった。場所は、かつて30軒近くの菓子問屋が集積した三条会商店街。昨年結成された平均年齢13歳の駄菓子アイドルda-gashi☆のステージ、紙芝居、ちんどん屋、ライブのほか、駄菓子のつかみ取りなどが行われる。また、大人のための「駄菓子BAR」も開設される。

 髙木会長は「一番共感したのが『DAGASHIを世界に』という言葉。当社にも多くの外国人旅行者が来られるが、買っていく商品の7割が一般菓子。どれを食べてもおいしいと評判で、多彩さに驚かれる。それは多数の中小零細のメーカーが支えている。これは日本の誇る文化であり、SUSHIなどと同じようにDAGASHIとして世界に伝えたい」と話す。

 また、駄菓子は子どものものだけでなく、様々な菓子の源流でもあるとし、「歴史的に見ると、江戸時代、上流階級しか食べられなかった『お菓子』『上菓子』に対して、庶民でも食べられる様々な菓子が作られ、『駄菓子』と呼ばれるようになった」と説明。
 髙木会長は「60年以上、菓子卸を商うことができたことの恩返しに、これを最後の大仕事にしたい。来客を1万人と想定。来年以降につながっていくように成功させたい。業界各位からご支援いただきたい」と語る。

髙木誠治実行委員長