㈱菓業食品新聞社

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亀田製菓「TANEBITS」 阪急うめだ本店に

      2016/05/30

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 亀田製菓㈱は阪急うめだ本店とコラボし「亀田の柿の種」のコンセプトショップ「TANEBITS(タネビッツ)」を4月20日(水)、阪急うめだ本店地下1階に開店した。
 「TANEBITS」は、「亀田の柿の種」発売50周年の節目に、大人が満足する「ヒトツブ」のおいしさを追求。「焦がす」「揚げる」「燻す」「漬ける」といったおいしさを飛躍させる「製法」を加えたプレミアム商品を届ける。
 阪急うめだ本店は12年秋のグランドオープン以来、バトンドール、ハッピーターンズ、グランカルビー、メルティーキッス スノーギフトなどの大手菓子メーカーとタッグを組み、馴染みのある菓子をプレミアム化してきた。亀田製菓は12年に誕生したハッピーターンズに続いて、2店舗目のブランド展開となる。
 発売開始に先駆け4月7日(木)に開かれた記者会見で、㈱阪急阪神百貨店の馬場淳士フード商品統括部長は「今まで菓子メーカーと取り組んだ商品のブランド化の効果を実感している。タネビッツは、タネは柿の種を指し、ビッツはひとつぶひとつぶに夢と希望を詰め込んで届けたいという意味を込めて命名した」と挨拶。
 次に同百貨店の星野大輔洋菓子ベーカリー商品部長は「柿の種は女性のニーズが高いことに着目している。今までのフレーバーでのバリエーションから、製法でのバリエーションを豊かにし、新しい味を際立させたことが開発のポイント」と説明。
 亀田製菓㈱の営業本部シニアマネージャーの岡村利康氏は「柿の種は食感に特長がある。このカリッとした食感を活かして、今までの味変えだけではない、製法を駆使し、全く新しい柿の種が誕生した。柿の種は熱に弱く型が変わりやすいが、商品の高級版と思ってもらえる様に、そのままの状態で加工することに注力した」と解説。
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 百貨店ユーザーである30~40代の女性の高所得者層をターゲットに、手土産や自家需要商品として提案。ロゴデザインにはタネのTを強調。パッケージはブック型で50年の歴史と自信を表現した。
 TANEBITSの商品は次のとおり。価格は税込。
 焦がし醤油=生しょうゆ仕立ての柿の種をパリッと素揚げ。▽から揚げ=柿の種に下味をつけてカラッと揚げ、揚げたてに塩をふった。▽天ぷら=柿の種に薄衣をつけてサクッと揚げ、わさび塩で仕上げた。▽さくらスモーク=柿の種を桜のスモークウッドで丁寧に燻製。▽たまり二度漬=醤油味をつけた柿の種をもう一度たまり醤油で味付け。以上、60g(15g×4袋)、540円。▽ギフトボックス3箱入り1782円、5箱入り2873円。