高校球児に、甲子園お土産菓子を

2020/07/10 2020/07/11

　あられ製造販売の京西陣菓匠宗禅㈲（山本宗禅社長）は、高校球児応援プロジェクト「甲子園交流試合応援セット」の予約販売を開始した。

「甲子園交流試合応援セット」

　春・夏の高校野球甲子園大会が中止となり、研鑽に励んできた高校生にとって大変残念なことであった。それは、高校野球限定の土産菓子を作っていたメーカーにとっても販売機会を失う辛いことであった。毎年各社１万セットほど販売し、その製造が風物詩として感じられるものだったという。

　そこで、両者をつなげるものとして、春のセンバツに出場予定だった32校が甲子園で交流試合を行うのを機に、お土産菓子３商品を球児に渡すとともに、消費者に向け販売するプロジェクトを行う。
　改めて製造するためには最低１０００ロットは必要なため、予約販売がその数に達した場合のみ実施する。

　同セットには、
　亀井堂本家（神戸）「甲子園せんべい」
　戎大黒本舗（大阪）「甲子園ミルクチーズケーキ」
　富屋製菓（大阪）「打った！走った！熱球甲子園」
　が、それぞれ１箱ずつ入っている。
　また、宗禅がボールに見立てて新開発した「純米ぼーる」もプレゼントする。

　購入者に高校球児へのメッセージを投稿してもらい、冊子を作る予定。８月に甲子園で32校に対し、お菓子と共に冊子を渡したいとしている。

　同社の山本章浩常務は「交流試合は無観客で行われるため、高校球児にこのお菓子と冊子で、少しでも甲子園の熱気を感じてもらえればうれしい」と話す。