マールブランシュ 京都市内でデリバリー
㈱ロマンライフ(河内誠社長)が運営する京都北山マールブランシュでは、3月より京都市内に限り、期間限定でデリバリーサービスを行っている。
新型コロナウイルスにより、外出がしにくくなり、また、同店でも市内の観光地や百貨店等に立地する多くの店舗を休業せざる得なかった中で、顧客のニーズを考えて始めたサービス。飲食店などでデリバリーは新型コロナ対策として注目はされているが、洋菓子店では珍しい。
北山本店予約可能商品全品が対象。
2000円以上購入が条件で、配送料金無料で利用できる(ただし、同店のポイントカードに入会が必要。初回300円)。「茶の菓」などの焼菓子や冷菓はもちろん、同店のスペシャリテ「モンブラン」などの生ケーキやホールケーキも注文できる。社員が直接、車や徒歩で配達している。
同店はゴールデンウィーク中は北山本店を含め全店休業したが、デリバリーサービスは営業を続けた。GW中もケーキが食べられて嬉しかったとの声もあった。一番利用が多かったのは母の日だったという。
デリバリーは同店にとって初めて。
同社広報部では「人手もかかるので、このような状況下だからできること。リピーターとなり、9回も利用していただいたお客様もあり、継続してほしいとの声もある。また、足の不自由な方からの注文もいただき、デリバリーには潜在的な需要があると気付かされた」と話す。
同店では、5月31日(日)までの限定サービスの予定だったが、6月以降も自宅で自粛生活をする方がいることが予想されることから、7月末まで継続することにした。