第1回 「水と健康」対談
2020/05/15
弊紙では、業界を担う方々に健康になっていただきたいとの思いを込めて、
「水と健康」をテーマに対談インタビューをおこなった。
佐々木淳悟氏=「ニュードレスコード」製造元である㈱エス・エープランニング(本社=金沢市)社長
岡田三誠氏=「ニュードレスコード」の開発を手がけた研究員。一般社団法人難病患者を支える会(三重県四日市市)の代表理事でもある。
谷口容造氏=菓子製造・OEM・卸の㈱たにぐち(京都市上京区)を長らく率いてきた。現会長。
の3氏にお集まりいただいた。(3月27日、㈱たにぐちにて)
世界初、「銀イオン」添加のミネラルウォーター
「ニュードレスコード」
「ニュードレスコード」は、故 松尾至晃理学博士の抗酸化水装置を用いて、石川県白山の天然水に銀イオンを溶解させた水で、4年前に開発されたもの。
銀イオンの添加は世界初で、活性水として細胞に浸透しやすく、体に良い水として、大手企業の福利厚生や百貨店販売、ネット通販も含めてリピーターから絶賛を浴びている。
売上金額の一部を(一社)難病患者を支える会、一部の盲導犬団体に寄付している。
対談は新型コロナウイルスの話題から始まった。
谷口:菓子業界は、リーマンショック、バブル崩壊などではあまり影響がありませんでしたが、今回はわけが違いますね。
3、4月は売上に期待できる時期ですが、イベント事の中止で予約キャンセルや、納品した商品の返品も続き、大打撃です。東京に出張した従業員によると、新幹線車両で乗客が1人だけだったという。来週から出張も中止、予定も立たずで完全に想定外の展開です。
佐々木:首都封鎖になったら、ほんとうにどうなるでしょうか。支援融資も毎日情報が変わります。緊急なのに、どこにどう聞けばよいのやらです。
谷口:金融公庫、無利息の融資に殺到しているそうです。
水については、現在私の工場では麦飯石を、家庭では整水器をつけています。もう一つ、自分で作る水素水も飲んでいます。
海外に行くと、水道水を飲める日本、すごいと思います。インドに行くことがかつてありましたが、一週間で必ずお腹を下しました。
佐々木:水にしっかり気をつかっておられますね。谷口さん、おいくつですか。
谷口:77歳、喜寿です。
4年まえに会社の代表を下りました。一般社団法人を設立し、業界に還元したいけれど、なかなか難しいです。
我々の年になると、健康状態に格差が出ますね。暴飲暴食で具合が悪くなる人など多いです。
佐々木:私の周りで、若くして突然死も多いです。
谷口:岡田さんは、おいくつですか。
岡田:私は67です。私は東京で、松尾博士の研究員として水の機械を売っていました。
佐々木:25年前、うちが代理店で、そのときに岡田さんと出会いました。当時はミネラルウォーターもなかったので、25万円と高い機械なのに、目の前での実験など、インパクトがありよく売れました。
岡田:機械を売ることよりも、松尾博士より水の使い方、応用、必要性をいかに学問で伝えるかの指導を受けたんです。
松尾至晃博士とは
谷口:松尾先生は、どんな方ですか。
岡田:有名スポーツ飲料や強酸性水、カイワレ大根の栽培方法を開発した方です。
カイワレ大根の水耕栽培で、根腐れを防止するため、銀の応用として開発されました。
また、銀の水で人の健康に役立つ水をという思いがありました。白山天然水のきれいな水を使い、見事なプラントに松尾装置をプラスして作っています。この水を販売する仕組みを作るため、この4年間やってきました。
谷口:けれど今、水は、どこに行ってもあふれかえっています。
岡田:販売方法として、ブランディング戦略を図っています。
4月から、東京の百貨店で1本280円で販売が決まっています。また、大手生命保険会社で保険に入ったお客様に粗品として24本入りをプレゼントしてもらいます。そこのセールスレディは数万人います。
銀の効用について
――発がん性物質をロック
岡田:飲むことで、顧客に健康になってもらいたいという思いがあるのです。
水は多くの種類があるけれど、違いを話すとすぐに分かってもらえました。「銀イオンです」という言葉で。
谷口:銀って、ちょっとこわいイメージがありますが。
岡田:水銀は猛毒ですが、銀は違います。銀の器は毒に反応します。小腸はヒトの命の鍵を握っています。いかに小腸をきれいにするかは重要なことで、銀には便のなかの発がん性物質をロックする働きがあるのです。
谷口:私の家にも、銀の杯、銀の茶器などあります。
岡田:王朝時代から、銀は使われていました。銀はプラスの帯電を持っており、ピロリ菌も死滅します。水に添加している銀に関し、厳正な毒性テストも経ています。
佐々木:私は4年前から毎日2本飲んでいますが、便が無臭になります。そしてピロリ菌がゼロに、また、インフルエンザもかからなくなりました。
岡田:人は免疫が上がると自分自身でウイルスを殺せます。
33年前から、この水の必要性を説いてきました。水は、まさかのときにも、すぐに役に立ちます。賞味期限は2年としていますが、4年たっても品質に変化がなく、製造時のままです。
石川県ブランドとしてこの水が認定されています。
谷口:白山で作ってるんですか。
生菓子製造などは、水が大事ですから、京都の場合、麦飯石が多いですね。
うちは北陸にもたくさんお客さんがあります。黒部のお菓子屋さんのお餅が美味しく、水が違うと思いました。
どこにいっても、和菓子屋さんは、水が大事と言います。水はお菓子の味に影響します。
健康のために水を
岡田:人のための水を作りましたので、これを飲んで100歳超えてください。理解する人だけに飲んでいただき、その人たちの健康のプラスになりたいです。今は、年間60万本作ることができます。
谷口:一般的に、消費者目線でいうと、水に対して関心はあるけれど、それを飲み続けて結果を求めます。
健康維持の意識が高いですが、あえて今のものからチェンジするための要因が難しいですね。
岡田:去年7〜12月、テストでミニストップに置いてもらいました。500ミリ㍑181円のこの水と、2㍑88円、1㍑68円の水のうち、半年間でいちばんこれが売れました。
岐阜のファミリーマートでも250円でテスト販売が決まっています。ドクターの推薦文を掲げてテストします。
コンビニも、儲からない水よりも価値があり儲かるものを売りたいんです。
谷口:はじめての人が手にとって、200円として、毎日飲めば月6000円。飲んだからといって、顕著に変化が出るでしょうか。
岡田:生命保険の部長が飲んで効果を感じ、すぐに気に入ったのが、顧客への配布が決まったきっかけでした。
谷口:水に関心のある人は多いですね。当社でも、社員旅行で大分県の日田天領水の見学にいったことがあります。
菓子業界も水にこだわる人は多いです。
岡田:どうPRしていけばよいか、飲用して助かったと言ってくれる人を何人増やすかですね。重症の方も、これならばと飲んでもらえました。子どもさんにも飲ませてもらいたいです。子どもは本能で飲みます。谷口様もどうぞお試しください。
谷口:水の違い、表現むずかしいですが。これを毎日飲むんですね。
岡田:特に食事をしたあとに飲むと、便に違いが出てきます。これを飲んで、健康になっていただきたいです。病気になったら無責任な経営者と言われます。この水で、野菜スープもすばらしく身体にいいですよ。
谷口:今はコロナで、金沢も観光客が減ってたいへんですね。
佐々木:市場も今はスカスカです。今はスーパーとコンビニだけです。コロナの前は、我々が行けないほど観光客で埋まっていました。
続けるための 売り方、見せ方
谷口:コロナの影響もあり、通販は伸びています。
佐々木:最近はネットの注文が増えており、それも、「コロナに効くのでは」とのお客様の解釈で増えているようです。
谷口:サプリメントの販売は、顧客の囲い込みで類似品が多いです。定期購入割り引きなどは、ビジネスのあり方として顧客を確保するためには必要な戦略です。
岡田:サーバーで囲い込みなど、よくありますね。
谷口:類似品の散乱するなか、工夫しなければなりません。
我々も、開発した商品を売り続けるのが難しいです。10数年前から地産地消・農商工連携に取り組んできましたが、助成金までもらってやったものの、なかなか続きません。できたときはよいけれど、続けるための売り方、見せ方の研究が必須です。
佐々木:ぜひ励みにさせていただきます。
岡田:まずは銀イオン、世界初。経営者の皆さんに知ってもらいたいです。
谷口:これがいいと信じて買ってもらいたいですね。
たとえば、「堀川ごぼう」は京野菜のひとつ、2度植えの2年物で、香りが強く繊維も多いです。2014年にお菓子として商品化したとき、イオンの従業員が推薦商品として選んでくれました。関西、北陸のイオンで今でも売れていて、進化させた商品を販売する予定です。
絶えず新たな商品開発をすることの継続が大切です。売り続けることは難しいですが、一過性で終わらずに努力していきたいです。
佐々木:そうですね。続けるということを励みに、この水もがんばっていきます。
今日はありがとうございました。