ジャン=ポール・エヴァン「旅すること」
2018/12/27
ジャン=ポール・エヴァン(楠善光社長)は、10月26日(金)、中京区の京都本店で、クリスマス、バレンタインのコレクション発表会を行った。同ブランドでは、毎年シーズンを通してのテーマを決めており、今回はボヤージュ ボヤージュ(旅すること)とした。
エヴァン氏も来日し作品世界を語った。
エヴァン氏はテーマについて「旅に出て、良い素材や人々との出会うこと。また想像することも旅であるし、また夢への旅もある」と話し、クリスマスの4種の「ビュッシュ・ドゥ・ノエル」(ブッシュ・ケーキ)を紹介した。
そのうち「キョウト」は青年時代に日本で生活した時の茶の湯体験を表現した。抹茶のムース、マロンクリーム、ビスキュイをエクアドル産カカオのムースで包んでいる。
バレンタイン限定ボンボンでは、10種類のうち、特にお気に入りという「ハロー」(ライムが香るバナナとココナッツのガナッシュ)、「ミーティング」(4種の柑橘類を使用したガナッシュ)を紹介した。
17世紀のハート型の地図などからインスピレーションを得てデザインした専用手提げ袋を用意、「愛は目的地ではなく、2人の旅の行程である」とのこと。
また、京都本店についてエヴァン氏は「外のテラスからカフェ、ブティックまで一本の道で繋ぐことをイメージしており、路を歩き、立ち止まり、楽しむという体験ができるようになっている。インターネットでも販売をしているが、お店では我々の世界観を体験できる。私は、ショコラは商品というより、一つの体験だと思っている」と語った。
なお、同店は、12月5日JR京都伊勢丹に国内13店舗目を出店した。