㈱菓業食品新聞社

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京都駅前地下街ポルタに「スイーツエリア」誕生

      2018/04/26

京せれくと

 京都駅前地下街ポルタ「東エリア」が3月20日(火)に全面リニューアルオープンした。計25店舗で延べ床面積3650㎡、うち食物販は790㎡。「京名菓」コーナーを大幅リニューアルしたほか、洋菓子6店舗によるスイーツエリアが誕生した。

 新設された「スイーツエリア」の中で注目は京せれくと。これは、㈱京都駅観光デパートが直営する、話題の京都スイーツを12ブランド集めたセレクトショップで、冷蔵ケースを置き、生菓子にも対応する。健康志向の一乗寺のむしやしない、岡崎のパティスリー アキュイール、烹菓などの京都駅初出店のブランドのほか、Satomi Fujita by KAMEYA YOSHINAGA、Dari K、グラースセゾンなどのオリジナル性高い商品をもつ小規模店舗を積極的に紹介している。

KYOTO FINANCIER GION SAKAIは、㈱美十が運営する「洋菓子ぎをんさかい」の新ブランドで、フィナンシェの専門店。生地には小麦を使用せず、アーモンドプードルを主役とし、卵白、焦がしバターを使用したしっとりとした食感で、「生フィナンシェ」を謳う。プレーンのほか、抹茶、ヘーゼルナッツ、カシスグロゼイユ、オレンジの5種類からスタート。
「商品はこの店のために開発し、十条の工場で製造している。毎朝直送のできたてを味わっていただきたい」とのこと。

KYOTO FINANCIER GION SAKAI ディスプレイで商品紹介

 ㈱ロマンライフが運営する京都北山マールブランシュは、背面に茶道で使う「菊炭」を象ったものを積み、落ち着いた雰囲気の中で、お濃茶ラングドシャ「茶の菓」などを販売。
 また、この店だけのオリジナル商品としてシフォン生地でお濃茶クリームを巻いた「お濃茶太巻き」、もっちり食感のお濃茶生地でホワイトチョコクリームを巻いた「お濃茶細巻き」を用意。包装も工夫し、比較手求めやすい値段に設定しており、地元客にもカジュアルに使っていただきたいとしている。
 同店は、昨年オープンの京都タワーサンド店に続き、京都駅エリアにそれぞれ特徴的な6店舗を構えることになった。

京都北山マールブランシュ「お濃茶細巻き」一本500円税込

 ほか、京都・北白川のTATSUHITO SATOIと神戸岡本のチョコ専門店モンロワールが京都駅初出店、急成長の焼きたてチーズタルト専門店PABLOも出店し「宇治抹茶チーズタルト」など限定商品を出す。また、福寿園が運営する茶の木がテイクアウトで様々な緑茶ドリンクを提供する。