㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

マールブランシュ加加阿365祇園店 リニューアル

   

 ㈱ロマンライフ(河内誠社長)が運営する京都北山マールブランシュでは、9月7日(木)、チョコレート専門店「マールブランシュ加加阿365祇園店」を改装オープンした。
 店内レイアウトを変え、全30種のボンボンショコラ『きょうの宙』を新発売。とくに、茶農家と協同したお濃茶を使った4種のボンボンが注目される。

 同社マーケティング室広報グループ長の河内康太朗氏は「オープンして3年目、よりチョコレートに特化した店とした。左手のステージに、当店を象徴する、その日だけの『紋』が入ったチョコ『加加阿365』の365品すべてをディスプレイした。
そして、努力を重ね完成させた、ボンボンショコラ『きょうの宙』を正面に配置した。それぞれ京の名所をイメージした『紋』をあしらっており、京の街を巡るように楽しんでいただきたい」と説明。

ボンボンショコラ『きょうの宙』

 注目は、シングルオリジンのお濃茶を使用した『あさひ2016』、『さみどり2017』、そしてお濃茶チョコの可能性を追求した『あぶり2016』、『ねかせ2015』の4品。その他、Bean to ビターの『白峯神宮』、山椒を使った『毘沙門堂』、白ごまを使用した『松尾大社』、モンブランをイメージした『京都御所』などオリジナリティーとバラエティーに富んだチョコが並んだ。『植物園』など季節により味が変化するものもある。

 アートディレクターの河内博子氏は、お濃茶のチョコについて「『茶の菓』を育てる中で、茶農家様と出会い、生まれたもの。抹茶は問屋で茶葉の特徴を見ながらブレンドするので、一つの農家・木から作られる『シングルオリジン』の茶は市場になかなか出ない。『あさひ』は、最高品種の茶木から、特徴を最大限に引き出して完成させた。また、チョコにするために特別に焙煎過程を強めた『あぶり』、お茶を寝かせた『ねかせ』も用意した」と話す。

 「きょうの宙」1個売り330円~700円。お濃茶の4品が桐箱に入った「きょうの宙 お濃茶」2500円。

「きょうの宙 お濃茶」