井筒八ッ橋「京小倉」 京都駅にオープン
㈱井筒八ッ橋本舗(杉野善彦社長)が運営する新ブランド「京小倉」が、9月16日(金)京都駅新幹線中央口前「八条小町」に出店した。
古来の大納言小豆を復活させた「小倉大納言」を全面に出したコンセプトショップとなった。
大粒の大納言小豆は、空海が持ち帰り、嵯峨の小倉の地で栽培され、それが、亀岡、丹波へと広がったとの説がある。同社が中心となり、その原種に近いものを探し、10年かけ復活させるプロジェクトを行って来た。復活させた「小倉大納言」は、大粒で俵型なのが特徴で、香りや味が良い。新店ではその貴重な小豆を使ったお菓子が並んだ。
向かって右に、「かのこ」、瓶入りの「小倉餡」、「最中」、「三笠」などストレートに小豆を味わえる伝統的商品を置いた。
ついで、ひとくち最中「あずきの花」、米粉を使ったブッセで餡を挟んだ「あずきボーロ」などおしゃれに包装された新感覚の商品が並び、
一番左にはドリンクコーナーも設け、コーヒーの他、「小倉ゼリースカッシュ」「小豆ティーソーダ」「小豆ソイラテ」を販売した。
杉野社長は「ここから、『京小倉』を全国に発信していくことができる。また、京都駅は地元の方の利用も多い。京都の方にも日常の品やプレゼントに使っていただける店にしたい。今回『時を超えた小豆』とのコピーも掲げたが、伝統的なものから、ブッセなど新しい菓子も販売している。今後、洋テイストのものなどをさらに開発していく一方、歴史を遡り、小豆の原点を探る商品も提案していきたい」と話す。
京小倉最中1個216円 ▽京小倉三笠1個270円 ▽あずきボーロ3個入り486円