㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

五感 北浜にチョコ専門店

      2016/04/23

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 洋菓子製造・販売の㈲五感(浅田美明社長、本店=大阪市中央区今橋)は、2月1日(月)にチョコレート専門店 Cacaotier Gokan(カカオティエ ゴカン)を大阪市中央区北浜にオープンした。同店は、地下鉄堺筋線北浜駅より西へ徒歩2分、高麗橋筋に面した5階建ビルの1階で、三井ガーデンホテルの正面に位置する好立地。北浜本店からも徒歩2分と近い。1階がショップと工房、上階にも工房があり、豆から”Bean to Bar”で、製造する。
 店名の「カカオティエ」は、カカオ豆からこだわってチョコレートを作りたいと渇望する、ものづくりの精神から生まれた言葉。

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 チョコレート色のクラシカルなインテリアの空間が、チョコレートの魅力と見事に調和。宝石のような「ボンボンショコラ」(1個216円〜238円)や「カカオティエバー」(1枚972円、1080円)、シルクの様にきめ細やかな舌触りの「シルクショコラ」(7個918円〜)をはじめ、ケーキやアイスまでが揃っている。中でも、「ボンボンショコラ」と、ひと味違った「カカオサンド」はギフトに最適な逸品。ガナッシュチョコレートをチョコレートサブレでサンドしたやさしい味わいで、ハイミルク、ヘーゼルナッツ、オレンジ、カフェの4種類、1個378円(税込)。
 同店では、フェアトレードカカオをコーティングの1部に使用している。

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 浅田社長は内覧会で、開店によせ、次のように話した。
「今から13年前にデパートから声がかかり、阪急うめだで『五感』として店を出した。2005年に北浜本店を開業したが、大阪の町をより魅力的にすることが大阪人としての使命だと思う。従来は、国内産の原料にこだわった菓子作りに励んできたが、チョコレートについては海外へ視野を広げ、コーヒー豆の産地であるコロンビアへ渡り、現地農家に滞在し、勉強した。世界の第一次産業である農家がもっと潤ってほしいと思う。当店では、カカオ豆の焙煎から店内で行い、職人が心をこめてお作りしたこだわりの商品を皆様にお届けしていく。また、より美味しい商品作りを手がけるために、皆様のご意見もお聞きしたい。日本のチョコ業界がもっとよくなっていくことを願っている」
 同店は、あべのハルカス近鉄本店9階催事場で2月14日まで開催中の「バレンタインショコラコレクション」にも出店している。

◎Cacaotier Gokan(カカオティエ ゴカン)
 住所=大阪市中央区高麗橋2‐6‐9山源ビル
▽営業時間=月〜土9時30分から20時まで、日曜・祝日9時30分から19時まで▽フロア=1階ショップ、2階サロン(3月1日開店予定)