㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

Take a nap! Crackers の和菓子バレンタイン

   

 武中製菓・餅武の武中俊樹氏が手掛ける「Take a nap! Crackers」が、1月13日(水)から19日(火)まで、京都伊勢丹地下1階の和菓子SPOTに出店した。

 「Take a nap! Crackers」は、武中氏が「若い人におかきを手にとってもらいたい」との思いで、イラストレーター yumi taniguchi さんのポストカードをつけ、数年前よりおしゃれな装いで手作り市などのイベント等に出店してきた。今回は、餅武のあられだけではなく、関製菓本舗、大文字飴本舗、方寿堂のお菓子も入った。

 武中氏が部長を務める京都府菓子工業組合青年部の繋がりもあって、伝統的な技術と、そこに新しさを込めることをコンセプトに3社に声を掛けたという。結果、バレンタインに合う「甘すぎない、大人のお菓子」が揃った。

 餅武は、吟味したもち米(田植え・稲刈を手伝いに行っている)を使って伝統の技法で作ったあられに、ハート型のあられを1つ。
 関製菓本舗は、焼きたての京せんべいを手巻きする技術を用いて作った花束「ブーケ」を2種類。
 大文字飴本舗は、京飴の技法でココアの飴。
 方寿堂は、同社の桃山をココア生地を使ってアレンジした。

 武中氏は「若い人の和菓子離れといわれるが、キャッチーなところからでも入ってもらって、伝統のお菓子の良さも知ってほしい」と話す。

 今回、バレンタインのプレゼントにと様々な工夫がしてある。
 花束のイラストの紙バッグに、好きなお菓子を2種類選んで入れることができたり、レターパックのような袋も用意してあり、お菓子とともに思いを書いて贈ることもできる。

 京都伊勢丹の売場担当者は、「『ザ・京都』という老舗のお菓子が、20代女子の心も捉えていると思う」と話す。
 なお、京都伊勢丹WEBストアでは、引き続き販売されている。