㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

エス コヤマ SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2019

   

SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY 2018 “What a Wonderful World”

ジェイアール京都伊勢丹では、1月30日(水)~2月14日(木)、第14回目となる「サロン・デュ・ショコラ2019」が行われている。やはり、一番のトレンドは、第4のチョコと言われるルビーチョレート。華やかな色とやさしい酸味を各ブランドがうまく使っている。

トークショーが連日行われており、1月29日には、プレス関係者向けに、パティシエ エス コヤマの小山進氏のショーが行われた。
小山氏は京都生まれ。数々のスイーツコンテストで受賞歴を持ち、兵庫県三田市に様々なコンセプトのショップ、カフェの複合店を運営し、注目され続けている。

同氏は、チョコロジーと題し毎年4つのボンボンショコラのセレクションボックス SUSUMU KOYAMA’S CHOCOLOGY を発表している。今年は、What a Wonderful World がテーマ。一つひとつに香りをめぐる出会いとストーリーがあり、それに合わせた音楽も用意。特注のナイフで、ボンボンを2つに切って半分ずつ順番に味わっていく。

№1は、台湾の高山に自生している野菊の華やかな香りを閉じ込めた。そこに葉も加え苦味のアクセントを添えた。№2は和歌山の赤紫蘇。
№3はフランスのブルゴーニュで出会ったカシスの新芽。衝撃を受けたその香りを、2種のチョコによるガナッシュに閉じ込め、ベースに同地産のロマネ・コンティを合わせたチョコを敷いた。
№4では、メキシコの市場を歩いて手に入れた伝統的なスモークによる乾燥法のチリを使用。アステカの王が嗜んだチョコに入っていたチリはこのようなものだったに違いないと語る。

チョコで世界の時空を旅する気分を与えるトークショーとなった。

小山進氏