台湾タピオカ商談会
台湾経済部国際貿易局、台湾貿易センター(TAITRA)主催の「台湾タピオカ商談会」(大阪商工会議所共催、日本貿易振興機構『ジェトロ』大阪本部後援)が、福岡で10月4日、東京で10月7日、大阪で10月9日に開催された。
大阪では、大阪市北区のインターコンチネンタルホテル大阪にて行われた。
原材料から包装資材、設備機器、店舗出店ソリューション、フランチャイズなど台湾企業21社が出展し、約200人の大手食品メーカーや卸売、小売業者などが来場し、商談で賑わった。
タピオカの原料はは主にキャッサバだが、その他ポテトパウダー、こんにゃく、とうもろこしなど多岐にわたり、用途にあわせた開発が進められている。この度の参加では、解凍して使えるインスタントタピオカ、カラータピオカ、コラーゲン入りほか、様々な種類があった。
また、包材に関し、紙製やサトウキビ、竹製のストローなど自然素材のものをアピール。さらに、タッチパネルで操作、蓋が自動で開閉できる次世代型のティーマシンも目をひいた。
商談会終了後、記者会見が行われ、台湾貿易センター副所長の顔銘嬅氏が概要を説明した。
「日本企業の皆様の商品開発への熱心さに敬意を表したい。タピオカブームは、皆様の創意工夫のお陰で生まれたものと思う。台湾国内では2万2000のハンドシェイクドリンク店があり、そのうち1万8000店がタピオカを提供している。今、台湾のタピオカは世界40カ国、300都市で販売されている。東京では、小池知事にも味わっていただき、大好評だった。また、フランスのルーブル美術館にも台湾のタピオカ店があり、オシャレな飲み物として流行しており、イギリス、ドイツにも出店している。タピオカは、その美味しさにより人生をバブルアップするものだ。今回、福岡、東京、大阪の3カ所で開催した。日台のプラットフォームにしていきたい。日本では来年オリンピックも控えており、海外から多くの人が訪れる。タピオカはハラル認証も取得しているため、ムスリムにも対応できる。タピオカで多くの人にハッピーな気持ちになってもらいたい」。
台湾におけるタピオカ生産量は1日300トンを超えており、1㎏のタピオカから25~30杯のパールミルクティーを作ることができる。
2016年に世界で提供された台湾のハンドシェイク飲料の金額は2092億円で、2023年には3436億円に達する見込みで、そのうちタピオカミルクティーが42%を占めている。
今後の成長が、ますます期待される。
*台湾貿易センターは、台湾企業の対外貿易や海外市場の開拓を支援するため、経済部が民間の商工団体と連携して設立した公益財団法人。
https://tokyo.taiwantrade.com/