伏水菓蔵本店オープン
2019/01/30
㈱和晃(井町充宏社長)は12月15日(土)、伏見桃山駅から近く酒蔵が並ぶ観光地区に、直営店舗「伏水菓蔵本店」をオープンした。
1階で同ブランドの商品を販売する他、厨房を設け、蒸したての酒まんじゅうなどを製造販売する。2階は32席の開放的なセルフスタイルのカフェで、3階には事務所を置く。
伏見に本社・工場を持ち、酒まんじゅうを代表銘菓の一つとする同社にあって、旧市街に直営店をもつことは、先代からの願いであった。平成28年、伏見の味や文化にこだわったブランド「伏水菓蔵」を立ち上げ京都駅に出店し、このほどいよいよの本店開業となった。
1階では、蒸したての酒まんじゅう、焼きたてのみたらし団子などを製造販売する。
また、冷蔵ケースにもこだわりの商品が並び、「蔵出しぷりん」のカラメルには地元の日本酒、チーズケーキ「醍醐の花・プレーン」には酒粕を使用。「醍醐の花・抹茶」、「抹茶大福」など宇治抹茶を使用した商品も揃えた。
半生菓子の技術をもつ同店は、贈答用品も得意とする。
「酒まんじゅう」は、伏見の水、そして地元伏見の純米吟醸の酒を使用し、「氷温熟成」技術でうまみを増したうえ蒸しており、第25回姫路菓子博で名誉総裁賞も受賞した銘品。賞味期限が1カ月ある。また「杉玉」は、伏見の風物詩・杉玉をイメージした創作そぼろ饅頭。
その「酒まんじゅう」「宇治抹茶酒まんじゅう」「杉玉」と、この土地に合わせた代表商品の詰め合わせも用意した。
その他、宇治抹茶饅頭「小町舞」、宇治抹茶レアクッキー「桃吉郎」「伏水ぷりん」、またかわいらしい京ぽんとブランド商品、贈答用詰合せ商材も取り揃えた。
カフェではスペシャルティコーヒーなどを用意し、1階で注文しセルフで2階の席を利用でき、蒸したて酒まんじゅうなどと一緒に楽しめる。
井町社長は「伏見の土地に根付いた店にしたい。おつかいものや手土産にも使っていただけたらと思う」と話す。