㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

黒船 河原町三条店

      2016/09/18

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 ㈱黒船(荒木貴史社長)は、3月24日(木)、京都市中京区に黒船河原町三条店をオープンさせた。河原町三条交差点北東角の好立地で、つくりたての「黒船カステラ」や「黒船どらやき」などの他、お土産需要にも対応した VIA QUOLOFUNE ブランド商品を取り揃えた。

 黒船は、カステラの㈱長﨑堂(大阪市)が、「つくりたてを、つくりたくて。」のコピーどおり、作りたての味を提供するため、平成15年に大阪市で立ち上げた。平成18年に東京の自由が丘に本店を設置し、現在百貨店内テナントを合わせ20店ある。河原町三条店は3店目の直営店で、京都初出店となる。
 新店は、正面に白地に「黒船」の暖簾をかけ、白と黒で統一された内装。デザイナーでもある荒木茂野副社長が、パッケージも含め統一感あるデザインを創造している。

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 人気商品に、「黒船カステラ」の他に、昨年から販売の「ザラッテラ」がある。焦がしキャラメルソースに大粒のザラメをトッピング。斬新なパッケージに入り、豊かな香りと新しい食感を提案した。
 また、どらやきも充実し、定番の「黒船どらやき」は、黒糖風味のしっとり・もっちりした皮が特徴的でおいしい。船の形におしゃれに包まれている。
 「小倉くりぃむ生どらやき」は、メディアでも取り上げられた人気商品。日持ちが2日なので一部の店舗のみの販売だが、京都でも、朝製造した商品をその日に売りきる。

小倉くりぃむ生どらやき

小倉くりぃむ生どらやき

 「黒船」に対し、VIA QUOLOFUNE は日持ちを向上させ、遠方や海外の顧客にも美味しさを味わっていただきたいとの想いで立ち上げられたブランド。商品は、カステラ、ラスク、バウムクーヘン、どらやきなどで、両ブランドを取り揃えたのは、河原町三条店が初めて。

 河原町三条店の若林悟司店長は「京都は創業者の荒木源四郎が、昭和15年に一度この近くの寺町通に出店するなど、古くからのつながりがある。当たり前のことを当たり前に続けていくことで、京都の方に愛される店に育てていきたい」と抱負を語る。