㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

京の和菓子―のれんめぐり

      2016/12/29

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 ㈱京都駅観光デパート(福山隆夫社長)では、10月2日(金)~31日(土)まで、専門店街「ザ・キューブ」1階の「京名菓・北館」にて、「京の和菓子―のれんめぐり」を開催している。
 配架場所は、京都駅1階中央口改札方面から入って正面で、京の和菓子老舗45店の商品が、雛壇のように配置されており非常に目立つ。商品は、代表銘菓や企画ものなどが、紺地にそれぞれの店の暖簾を白く抜いた、統一パーケージに入っている。初日の2日には、同社のマスコット「キュービー」も登場し、観光客らにアピールした。
 企画は老舗和菓子メーカー若手後継者で昨年10月に結成した「京の和菓子発展委員会」(委員長=角田潤哉 豆政)。今回、初めての企画として、京都の老舗が一堂に会するに相応しいとして、暖簾に注目した。暖簾とは平安時代に生まれ、室町時代には商売を表すものとなった、京都から生まれた京文化とのこと。
 商品には、豆政の夷川五色豆、鶴屋吉信の柚餅、亀屋良長の烏羽玉など各店の代表銘菓が入っているものもあれば、百万遍かぎやは話題の新商品「栗ほおず」、美十は今回特別に開発した「おたべちゃん もなか」、ぼうだいは、同店でのみ販売している「くるみ和三盆」が入っている。
 おみやげとして手頃感のある価格帯(216円~864円)に設定。進物向けにギフトBOXも用意し、まさに暖簾の垣根を越えた詰め合わせができる。