㈱菓業食品新聞社

お菓子の業界紙

鼓月「洛柿野」 工場見学会

   

 ㈱鼓月(中西英貴社長)では、8月22日から10月4日まで、国産柿使用のとろけるゼリー「洛柿野(らくしの)」を販売している。

 同社では8月31日(土)、伏見区の本社工場にて、報道関係者向けに同商品製造過程の見学会を開いた。
 「洛柿野」は秋を感じるが、まだ暑さが残る時期にふさわしい、冷やして食べるお菓子。ポイントは、富有柿を使用した熟柿のとろけるゼリーをベースに、干した愛宕柿の食感が楽しめるところ。2014年にリニューアルの際に、リキュールを加え、熟した柿のおいしさをより再現した。

 炊き作業を担当している水田哲氏に、工場内で説明を受けた。


 水にゲル化剤と砂糖、麦芽糖を加え熱し、富有柿ペースト、リキュール等を加える。裏ごし後、ラインに運び、カップに充填し、蜜漬け愛宕柿のスライスを乗せ、密閉。加熱殺菌後、冷却して完成となる。

 水田氏は、「柿は若者受けのしないフルーツではあるが、柿のイメージを忘れて一度食べてほしい」と話す。
 水田氏は、工芸菓子に出会って菓子の道に進んだ。「工芸菓子を作る機会はなかなかないが、三重菓子博の出展作品づくりを手伝うことができた。仕事していて一番うれしいのは、『おいしかった』との声をお客様から聞くことだ」と語る。

水田氏

 鼓月ではこの工場で、ほぼすべての商品を製造している。
 千寿せんべい等を作り機械化の進んだ焼菓子部門、手作りで作られる上生菓子部門、両方の要素のある季節商品の部門、餡たきの部門など。「手をかけた手作業の部分と、機械化したラインの部分、両方の付加価値を高めていきたい」とのこと。