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㈱菓業食品新聞社

京都髙島屋「京菓子の新魅展」 琳派とアニメ

   

 京都髙島屋では、京銘菓 真味会50周年記念特別企画として、9月13日(水)~19日(火)、1階入口正面のゆとりうむ特設会場にて、「京菓子の新魅展」が行われた。

 これは、展覧会「ぼくらが日本を継いでいく―琳派・若冲・アニメ」の日本画作品にインスパイアされた創作和菓子を展示したもの。
 
 *「ぼくらが日本を継いでいく―琳派・若冲・アニメ」展=9月13日~25日、京都髙島屋7階グランドホールで開催。細見美術館長の細見良行氏監修のもと、豊和堂の絵師が描いた35点が展示された。琳派や若冲の絵と、手塚治虫のキャラクター、初音ミク、リラックマなどが融合し、斬新でありながら、詩情のある作品が並んだ。

 真味会の各社は、そのうちの12点の絵から一点を選んで、琳派とアニメという難しい課題に取り組んだ。テーマとした絵をバックに、16の魅力的な菓子が並び、訪れた人を魅了した。
 例えば、満月では鈴木其一の理知的な画風とブラック・ジャックの複雑な内面を、寒氷の白とごま錦羊羹の黒で抽象的に表現。

満月

亀屋陸奥

亀屋良永

 亀屋良永は落雁などを用いて、幼き日のレオが日本の森に帰る様を表現。亀屋良長はアレンジした烏羽玉、本家玉壽軒は落雁で、リラックマを象徴的に表現した。

 企画した同店和菓子売場担当の安井秀典氏は「真味会50周年で、とくに若い人に届くような新しい展示を考えていたところ、7階の展覧会の動きを知った。京菓子にとって琳派の表現は慣れていると思うが、そこにアニメが入る。初めての試みだったが、真味会全店にご協力いただき、京菓子らしく、お菓子からその先を想像してもらえるような、魅力的な作品が集まった。年配のお客さんからも『お菓子でこんな表現ができるのだ』と反応は上々で、親子や3世代で作品を楽しんでいただいているようだ」と話した。

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